フォームを読み込んだ時の設定


タイトルバーの表題を設定する

特定のフォームを読み込んだ時にフォームのプロパティを設定するには、「Form_Load」にイベントを割り当てます。
以下はフォームを読み込んだ時にフォームの表題を設定する方法です。

Private Sub Form_Load()
'フォームを読み込んだ時に表題を「メインメニュー」にする
   Me.Caption = "メインメニュー"

End Sub

フォームのサイズを設定する

フォームのサイズを設定したい場合は、「DoCmd.MoveSize」または「Me.InsideHeight」を使用します。「MoveSize」はフォームの左位置・上位置・高さ・幅を設定し、 「InsideHeight」、「InsideWidth」は高さ・幅を設定します。数値は単位Twipを使用し、1cm = 567Twip になります。

Private Sub Form_Load()
'フォームを開くときサイズ、位置を指定する。1cm = 567
   DoCmd.MoveSize 0, 0, 15280, 9700  '上 = 0, 左 = 0, 幅 = 15286, 高さ = 9700
     
End Sub
Private Sub Form_Load()
'フォームを読み込んだ時にサイズを指定する。1cm = 567
	Me.InsideWidth = 15286    '幅 = 15286
	Me.InsideHeight = 9700    '高さ = 9700

End Sub

フォームのレコードを編集ロックする

コマンドボタンによってフォームのレコードを編集ロックしたり、許可したりして切り替えることができます。
以下の例は「FrmLock」を使って、フォームを読み込み時編集禁止にして開き、モードコマンドによって編集の禁止・許可を切り替えます。

Public Sub FrmLock(frm As Form)
'フォームのロック
    
    frm.AllowAdditions = False                 '追加 = 禁止
    frm.AllowDeletions = False                 '削除 = 禁止
    frm.AllowEdits = False                     '編集 = 禁止
    frm.モードコマンド.Caption = "モード変更(&M)→編集" 
    frm.モードラベル.Caption = "参照モード"    '現在のモードを表示
    frm.モードラベル.BackStyle = 0             '参照モードの場合ラベルの背景を透明にする

End Sub


Public Sub FrmUnlock(frm As Form)
'フォームのアンロック
    
    frm.AllowAdditions = True                 '追加 = 許可
    frm.AllowDeletions = True                 '削除 = 許可
    frm.AllowEdits = True                     '編集 = 許可
    frm.モードコマンド.Caption = "モード変更(&M)→参照" 
    frm.モードラベル.Caption = "編集モード"    '現在のモードを表示

End Sub
Private Sub Form_Load()
    FrmLock Me  '開くときのモードを指定  フォームをロックする
    Me.登録コマンド.Visible = False   '登録コマンドを非表示
    Me.削除コマンド.Visible = False      '削除コマンドを非表示

End Sub
Private Sub モードコマンド_Click()
'モードコマンドをクリック時、以下の動作を行う
    DoCmd.RunCommand acCmdRefresh  'オブジェクトの再描画
    
  If モードコマンド.Caption = "モード変更(&M)→編集" Then
    
    FrmUnlock Me        'フォームのロックを解除
    
    Me.Sub_frm.Form.AllowAdditions = True  'サブフォーム「Sub_frm」の追加 = 許可
    Me.Sub_frm.Form.AllowDeletions = True  'サブフォーム「Sub_frm」の削除 = 許可
    Me.Sub_frm.Form.AllowEdits = True    'サブフォーム「Sub_frm」の編集 = 許可

    Me.登録コマンド.Visible = True   '登録コマンドを表示
    Me.削除コマンド.Visible = True   '削除コマンドを表示
    
   Else
    FrmLock Me        'フォームをロックする
    
    Me.Sub_frm.Form.AllowAdditions = False  'サブフォーム「Sub_frm」の追加 = 禁止
    Me.Sub_frm.Form.AllowDeletions = False  'サブフォーム「Sub_frm」の削除 = 禁止
    Me.Sub_frm.Form.AllowEdits = False    'サブフォーム「Sub_frm」の編集 = 禁止

    Me.登録コマンド.Visible = False   '登録コマンドを非表示
    Me.削除コマンド.Visible = False   '削除コマンドを非表示
    
  End If
End Sub

ラベルのプロパティを設定する

VBでラベルの属性を設定するには以下のプロパティを使用します。

Private Sub Form_Load()
'フォームを読み込み時、Label1のプロパティを設定する
With Me.Label1	'Label1に以下の設定を行う
   .Caption = "ラベル"		'ラベルのテキスト
   .FontWeight = 100    'テキストの太さ
   .FontItalic = True   'フォントを斜体にする
   .FontSize =16        'フォントのサイズ 16pt
   .FontName = "MS Pゴシック"		'フォント属性
   .Height = 600			'高さ 600twip
   .Width = 1400			'幅 1400twip
   .Top = 200			'上からの位置 200twip
   .Left =200			'左からの位置 200twip
   .ForeColor = RGB(0,0,255)		'前景色をRGBで関数で設定
   .BackColor = RGB(255,0,0)		'背景色をRGBで関数で設定
   .BackStyle = 0			'背景を 0 ならば「透明」 1 ならば「標準」

'立体表示の設定	  0:しない 1:浮き出し 2:くぼみ 3:枠囲み 4:影付き
   .SpecialEffect = 0	'立体表示しない
'境界線の設定	  0:透明 1:実線 2:破線1 3:破線2 4:点線1 5:点線2	
   .BorderStyle = 0 '境界線は透明
   .BorderWidth = 1400 'ラベルの幅 1400twip
	
End Sub

ステータスバーにメッセージを表示する

テキストボックスにフォーカスが移動した時にステータスバーにメッセージを表示します。

Private Sub Form_Load()
'ステータスバーにメッセージを表示
	Me.txt1.StatusBarText =  "000-0000-0000の形式で入力してください"
'チップテキストでメッセージを表示	
	Me.txt1.ControlTipText = "000-0000-0000の形式で入力してください" 
End Sub